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2013年5月 6日 (月)

大いなる妄想(3)~人々はジャネット・リンの夢を見る

今回の記事

あくまでタレミミの妄想と思っていただきたい。

タレミミ妄想の旅。しかも今回ちょっと珍しくおフザケなし。

が、もしかしたら「妄想」ではないことも含んでいるやもしれぬ。

そんなモヤモヤした気持ちのまま…でもどうしても触れておきたかったのだ。
(単なる我が儘やもしれぬ)

ベテランフィギュアスケート観戦者から見れば「何を今更」なことかもしれない。
(そう思ったらドンドンツッコミ入れていただいても構いません)

2013年4月20日 (土)に上げた記事。まず、ここから脳内の旅が始まった。

WFS58号より シシィ・クリックインタビュー~そんなにロシアが憎いのか?

↑リンクしてます。

このシシィ・クリックの語る「真央像」

このジャッジにあまり良い感情を持っていない方でもこの人の言い分に賛成な方もいらっしゃることと思う。

で、改めて真央ノクターンを見てみる。

2006 SA 浅田真央 SP

改めて、こういう体型のフィギュアスケーターが日本人から出てくるとはなあ…としみじみ。

ホント詰め込み過ぎない、彼女に合ったプログラム。

お客様&ジャッジの反応も良さそうだ。

まさに「妖精」

だからという訳じゃないけれど

私はある昔の伝説のスケーターが頭に浮かんだ。

そう。今回の記事タイトルにもなっている「銀盤の妖精」ジャネット・リンだ。

彼女の動画も改めて上げてみる。

18歳の妖精【記録映画からの抜粋】だそうだ。

ジャネット リン【札幌オリンピック1972】

ニコニコだとアカウントとってる方しか見られないので、尻餅部分ない(?)ようつべの動画も載せてみる。

Janet Lynn 1972 Sapporo Olympics 

鳥の合成映像の効果はどうよ…とも思うが、今となってはご愛嬌…といったところか。

流石にタイムリーでコレを観た記憶はない。

が、彼女の名前は知っていた。それだけの人気があったのだ。

フィギュアスケートに興味のない人にも知られていた。名前の言いやすさも関係していたと思う。

髪型が流行ったという噂も聞いたことがある。

時代異なるが10代の頃、タレミミもこんな髪型を試したことがある…似ても似つかないけどな…

まず、Wikiにリンクさせてみる

ジャネット・リン
(リンク先見てみてね)

まず動画観た感想。

ホントキレイな滑り。

古き良き時代のスケーターの良心…といった感じ。

表現にあざとさなど微塵もなく

今で言う高難度なジャンプはないけれど、

それ以外の大事な要素は全て詰まってます…という感じ。

五輪が商業主義に走る前だったからなのかもしれぬが

衣装地味目。でも存在に華がある。

「セクスィー」なんて求めたらはっ倒される時代だったのだろうな…と推量される時代。
(脚あれだけはっきり出してるだけでも刺激的だったろう。昔は)

どういう人物なのか?表面的な部分しかわからないが

誠実さを感じる滑り・演技。日本人も好みそうだ。

「妖精」と評されるのは滑りのせいもあろうが、何処か浮世離れしている雰囲気がある。

「汚れ」が感じられない。

熱心なキリスト教信者…という人物の説明に納得してしまう。敬虔な信者だろうと想像する。

心清き正しき女性という感じ。

一言で言うと「感じが良」く、健康的な美しさを持つ。

う~ん…非の打ち所が無いわ…ホント。

スケートのみならず、そういう人間のあり方ってやはり大事だよなあ…今とは価値観が異なる時代だったにせよ。

そして、この頃「ツナギ」というものがどれほど重要視されていたかは不明だが

ツナギてんこ盛り。

ジャンプが高難度でなかったせいもあるのだろうが

とにかく無理のない自然な流れの演技。

高難度なくても私は充分楽しめた。堪能してしまった。

で、このツナギ。

ここで私は勝手に「ツナギの鬼」と呼ばせていただいているローリー・ニコルの顔が浮かぶ。

私は真央ちゃんに関わる以前のローリー・ニコルについて、ほとんど知識がないのだが

彼女が理想としているのは…彼女が真央ちゃんにやらせたいのは「コレ」なのか?と思ってしまった。
(今更ながら…である。仕方ない。ニワカだもの…)

真央ちゃんとジャネット・リンの「点と線」…と言っては大げさになるやもしれぬが

ここいらで少し結びついた。

そしてまたまたご登場いただく田村明子著「氷上の光と影」

まず、第三章 美の競演の裏側にてジャネット・リンについて語っている箇所をご紹介しよう。

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理想のスケーター、ジャネット・リン

 滑りの美しさという話題になると、必ず名前があがってくるスケーターがもう一人いる。一九七二年札幌五輪銅メダリストの、ジャネット・リンである。
 ある年齢以上の日本人ならジャネット・リンといえば「転んでも満点」で覚えているだろう。フリー演技の最中にフライング・シットスピンでしりもちをついたが、リンは笑顔のまま演技を続け、スウェーデンのジャッジが六点満点の芸術点を与えた。赤いドレスを着た、笑顔の美しい銀盤の妖精。
 フィギュアスケート関係者にジャネット・リンの話をしてください、と頼むと、誰もがうっとりとしたような表情を見せる。
「彼女の動きは、とにかく自然だった。流れが途切れることなく、ジャンプの前でもこれから跳ぶぞ、と構えることがない。派手な場面で人を惹きつけるというより、静かな場面で人を惹きつける滑りができるスケーターだった。ジャンプのレベルはあれから随分上がりましたが、未だに彼女ほどの選手はいませんよ。音楽と一体となった演技を見せてくれる、すばらしい選手でした」
 三十五年間以上国際ジャッジを務めた杉田秀男氏は、そう熱っぽく語った。今でもビデオなどを通して残された彼女の演技を見ると、杉田氏の言葉が誇張でもなんでもないことがよくわかる。
 未だにISUのセミナーで「バランスの取れたプログラムとは」という話題になると、リンの名前が必ず挙がってくるという。フィギュアスケートとは、どうあるべきかというすべての答えが、彼女の演技の中にあったのだ。
「私は人と話すことが苦手だったけれど、氷の上では自由に自分の魂の中にあるものを表現することができたんです」
 そう語ったリンは、当時必須だったコンパルソリーフィギュア(規定)に弱く、ついに世界タイトルを手にすることはなかった。一九七三年に世界選手権で銀メダルを獲得したのを最後に、アマチュアを引退。しばらくプロとしてアイスショーやプロ大会に出場したが、その後、喘息を理由に、惜しまれながらスケートから身を引いた。熱心なキリスト教徒である彼女は、宗教関係のチャリティ活動をしながら五人の息子を育て上げたという。

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杉爺と呼ばれている方(?)までご登場。

下手すりゃ「爺の繰り言」になってしまいがちな語りではあるが(失礼!)

映像見ると誇張でないことは理解出来る。

世界タイトル持ってないのに、知名度あり、今になってこれだけ語られるってスゴイことだ。

だけど、今現在のスケーターさん達は色んなことが求められ過ぎて大変だあ…
( ̄Д ̄;;

そして同じ本の中で、ちょうど先程の動画、二〇〇六年スケアメ時期の…今度は真央ちゃんについての記述をご紹介しよう。

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(この前は安藤美姫ちゃんについての記述有り)

~(略)~

 一方この年の浅田真央は、ようやくほころびだした蕾のようだった。これまで誰も見たことのない花。咲いたらいったいどんな花になるのか、世界中が心待ちにしてる。
 浅田のプログラムを振り付けしたローリー・ニコルは、こう形容した。
「マオは特別な子。彼女のような選手には、今まで出会ったことがありません」
 ミシェル・クワンを子供のときから見てきたニコルに、今まで出会ったことがない才能と言わせるのは、普通のことではない。それは浅田が並外れたジャンプの才能を持つだけでなく、スケーターとしての天性があるからだ。
 素人がスケート靴を履いて氷に立つと、不安定な体を支えるため、ブレードは氷に接する面がもっとも多いフラットな状態になる。上達するにつれ、内か外の細いエッジに乗ることを覚えていく。だが選手でもエッジの切り替えの合間には、フラットになる。ところが浅田の滑りはフラットになる瞬間がほとんどないため、摩擦が最小限で、スケーティングがよく伸びる。また膝のクッションが柔らかく、ジャンプの着氷で氷のしぶきが飛び散ることはない。方向転換のターンも水が流れるように滑らかだ。
 どれもスポーツ記録には残らないことだが、スケーターなら喉から手が出るほど欲しい、稀有な才能なのだ。
 一九九一年にコンパルソリーフィギュアが競技で廃止されてから、フィギュアスケートの醍醐味である滑りの美しい選手がいなくなったと嘆く声は多い。質の高い滑りとジャンプの両方を兼ね備えた浅田真央は、国境を越えたすべてのフィギュアスケート関係者にとって、ようやく出現した理想の選手なのである。彼女なら、ジャネット・リンを超えられるのではないか、という人々すらいる。

(その後おヨナさんのことについてが続く)

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日本国内だとどうしても高難度ジャンプについてだけ言われがちだが

そうなのだ。

あのスケーティング。

ジャンプもそうだがあのエアリー感というのか…独特の雰囲気がある。

それが何といっても彼女の魅力である。

ここからはあくまで私の妄想…というか想像なのだが

浅田真央ちゃんがロシアコーチ…タラソワについたことで

「ジャネット・リンの夢再び」の想いを抱いた関係者(主に北米中心と思われる)は

「裏切られた」思いにとらわれたのではなかろうか?

期待が大きければ大きい程…(トレーシーの解説など聞くと特にそんな印象を受ける。彼女は基本的に真央ちゃんが好きなのだと思う)

勿論真央ちゃんや周囲もそんなつもりは欠片もなかっただろうし、

そうだとしたら「逆恨み」に近いと思う。

一部の真央ファンが思う彼女にとっての「不幸」はそこから始まっているのかもしれん。

ほぼ同時期に体型変化があってジャンプに狂いが出てきた…というのも一つだろうが。

そしておそらく今も真央ちゃん自身が抱く理想と「その方々」が抱く理想が食い違っているのだろうとも思う。

ただ、その「不幸」(かもしれぬ)時期に

ローリー・ニコルとの世界とは別の可能性も開けてきたし

素敵なプログラムも出来たという事実はあるのだけれど。(EX含む)

しかもリンの時代より、高難度なジャンプを飛びながら。

最後にもう一つジャネット・リンの動画を上げて今日は終了する。

1970 US Nationals ジャネット・リン FS 牧神の午後への前奏曲 他

衣装も合わせて

天使のようにも見える。

ローリー・ニコルがソチ五輪に何を選ぶかは今は不明なれど

「ノクターン」に近いものだ…という発言もあったっけ。

ファンとジャッジ・関係者の期待を裏切らないものが出来上がると思う。

別の振付師でそれらを「どう裏切るか?」

実はそれもちょっと楽しみだったりする。
(「妖精」のみならず「シナリオクラッシャー」の異名を持つ女…ってよく考えるとスゲエ…)

ホントはこんなこと期待しちゃいけないのだろうな…五輪に向けては…

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コメント

ジャネット・リンさんの演技、TVで観てました!
彼女1人だけ雰囲気が違い私もまだ子供でしたが強い印象が残っています。とても優雅だったんですよね。
当時の女子は2回転ジャンプだけの時代なのですが助走が長く、音楽とあった演技をしているのとは(子供視点で)思えない選手も結構いたんです。
この札幌は規定とフリーだけでしたが、この数年後にショートが加わり規定の採点比重が低くなる改定が行われました。もし札幌でショートがあったら順位は変わっていたでしょうね。
長い間みてきて思うんですが、観客の記憶に残る選手がつまるところ勝者だなあと。順位はついても、年を経たら覚えているのは記憶に残る演技をした選手だけ。2年前のニースワールドさえ、私ときたら男子シングルのチャン選手の演技は殆ど忘れてしまい他選手達の演技を覚えてたり・・・昔となると尚更です。

札幌後、ジャネット・リンさんのニュースが沢山出てました。全米選手権の結果、ワールドの結果、日本のTVや新聞なのに(笑) 今の浅田選手のように沢山の日本人ファンに愛されていたように思います。(ふんわりとした雰囲気も似てますね。)
アマチュア引退後は日本のお菓子のTV・CMに出たり・・・これは今の日本女子に引き継がれていますが彼女が最初だったかも。

>YY様

>ジャネット・リンさんの演技、TVで観てました!
おお!子供ながらに見た記憶があるのですね。
>助走が長く、音楽とあった演技をしているのとは(子供視点で)思えない選手も結構いたんです。
なかなか見方が厳しいお子様でしたね!
でも六点満点フリーの芸術点でつけたジャッジがいたらしいですから…明らかに他の選手にはないものがあったのでしょうな。
(ちなみにこの時、金メダルだった女子シングル選手って誰だったのでしょう?日本じゃジャネット・リン以外話題になりませんね)
>長い間みてきて思うんですが、観客の記憶に残る選手がつまるところ勝者だなあと。順位はついても、年を経たら覚えているのは記憶に残る演技をした選手だけ。
重みのある言葉です。
>2年前のニースワールドさえ、私ときたら男子シングルのチャン選手の演技は殆ど忘れてしまい他選手達の演技を覚えてたり・・
Pさん…o(TヘTo)私もヒトデポーズでピョーーンと跳ぶ姿の残像だけが残り、プログラムが何を表していたか?忘れてること多々有ります。
数年後、今のトップ選手で人々の記憶に残る選手はどれだけいるのでしょうね?(個人によっても異なるでしょうけどね)
>札幌後、ジャネット・リンさんのニュースが沢山出てました。全米選手権の結果、ワールドの結果、日本のTVや新聞なのに(笑) 今の浅田選手のように沢山の日本人ファンに愛されていたように思います。(ふんわりとした雰囲気も似てますね。)
そうだったのですか…(しみじみ)
私は今おヨナさんを表面的に持ち上げている中にも(ISUの中の人)内心真央ちゃんをもっと盛り立てたい…という方、いらっしゃるように思うのですよね。
ま、それはあくまでも想像です。

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