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2013年5月25日 (土)

WFS56号よりイーゴリ・シュピルバンドインタビュー(一部)

WFSの最新刊ではなくてごめんね…56号、道化師大輔表紙のものです。

これも田村明子氏の取材によるもの。

シュピルバンド氏が答えにくいことも結構聞いていて、彼がタジタジになっている(と思われる)所も見受けられた。

あくまで想像だが、この方、人種関係なく、

「何となく話を聞きやすそうに見える」

または

「気難しくなさそうにも見える」

…そういう人なんじゃないか?と思ってしまう。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

独占インタビュー

イーゴリ・シュピルバンド

チャンピオンは長年かけて育てていくもの

取材・文:田村明子

1964年7月14日、モスクワ生まれ。ソ連代表として、1983年世界ジュニア選手権アイスダンスで優勝。1990年米国に亡命。2000年米国の市民権を獲得。現在、アイスダンスコーチとして活躍。

 ベルビン&アゴストデイヴィス&ホワイトヴァーチュー&モイアなどを育てて北米のアイスダンス王国を築いてきたシュピルバンド。2012年6月、彼が長年拠点としていたミシガン州カントンのリンクから追放され、過去11年共同で教えてきたマリーナ・ズエワとのパートナーシップも解消されたというニュースは多くの。スケート関係者たちを驚かせた。ズエワ側の主張は、シュピルバンドが個人的に自分の生徒を抱えようとしたためとされている。だがシュピルバンド本人は、この一件について「ショックを受けている」という以上を語らず、その真相は未だに謎に包まれたままだ。マスコミを利用してライバルの悪口を広めようとするコーチも少なくない中で、難しい立場に立たされたシュピルバンドの相変わらずの謙虚さ、寡黙さが逆に印象深かった。

―― 6月に起きた一件は、大変に驚きました。あれから、あなたなりに消化して理解なさったのでしょうか。

シュピルバンド(以下“”とする) はい、あれからもう時間が経っているので、ゆっくり時間をかけていったいどういうことだったのか、ということは理解できたと思います。

―― 話せることだけで構わないので、どういうことだったのか説明してもらえますか?

 (しばらく考えて)これは私にとって、あまり話したい話題ではないんです。(そりゃそうだ…)誰かについて、否定的なことを口にするというのはぼくの性分にあいません。ただ不当な扱いを受けたと感じていることは間違いありません。実を言うと現在、訴訟の準備を進めています。リンクのマネジメントに対してと、マリーナに対してです。そのため、弁護士に、この件についてはあまり口外しないようにと言われていまして。

―― そうでしたか。わかりました。以前から、兆候はあったのですか?

 そうですね。実を言うと、兆候はありました。

―― 3月にニースでお話をしたときは、あなたはマリーナのことを絶賛していらした。

 今でもその言葉を訂正するつもりはありません。彼女は、すばらしい才能を持っている人だと思っています。それは否定できません。

―― 子どもの頃から育ててきたデイヴィス&ホワイト、ヴァーチュー&モイアたちがズエワのところにとどまったのは、さぞつらかったのではとお察しします。

 選手たちの立場も、苦しかったと思います。彼らがこのごたごたに巻き込まれてしまったことは、本当に気の毒だと思っています。

―― 選手たちとはまだ交流があるのでしょうか?メリルはあなたにメールでよく連絡をしてくるとどこかで読みましたが。

シ 私が選手たちに何か悪いことをしたわけではないので、彼らが私を避ける理由はありません。スケートカナダではテッサもスコットもすごくフレンドリーに接してくれましたし。だた今はもう別のリンクでトレーニングしているので、あまり会う機会もありません。また長年一緒にやってきただけに、ちょっとぎこちない空気があるというのは否定できません。

―― でもその途端に、他のチームからあなたのところに依頼が殺到したようですね。スケートカナダ2位のカッペリーニ&ラノッテ、3位だったリャザトワ&トカチェンコを、この夏からあなたが手助けをしていたというのは大変興味深いです。

 彼らに関しては、以前から手助けをしてほしいと言われていたので、突然というわけではないんですよ。スケーターを助けるというのは、私の仕事ですから、誰であろうと頼まれたら喜んで手を貸します。

―― ヴァーチュー&モイア、デイヴィス&ホワイトのようなレベルのチームを再び育てることは可能だと思いますか?

 可能ですけれど、1、2年で達成できることではありません。(ごもっとも)彼らには10年近くかけて基礎技術を叩き込んできたわけだし、もちろん選手本人の資質もあります。でも次々ととても才能のある選手たちが私のところに来てくれるのは、本当に嬉しく感じていますし、いつとは約束できませんが、またトップチームを育てることはできると思っています。

―― カナダのショートダンスでは、ヴァーチュー&モイアのリフトのオーバータイムがきちんと減点されていたら、イタリアチームが1位でした。これは1年前だったら、考えられな

いことです。

 そうかもしれませんが、でもスポーツですから時にはこういうことも起きます。テッサとスコットは今でも誰もが尊敬するチームであり、少しでも彼らに近づこうとみんなが目標にしているチームであることに変わりはありません。

―― カナダで彼らのエレメントのレベル取りこぼしが目立ったのは、あなたがいなくなったためだと言う声もありますが。 (うっ!)

 それについて、ぼくの口から意見を言うことはちょっと難しいです。彼らのプログラムはとても高度なものなので、まだシーズンはじめで準備ができていなかったのかもしれないし、それは何とも言えないです。

―― トレーニングではこれまであなたが主に技術面を担当していてレベルチェックなどをしていたのでしょうか?

 (少し考え)いいえ、ぼくだけが技術を担当して教えていたとは言えません。すべて、チームワークで協力しあってやっていましたので。

―― 次の五輪までに現在のトップ2チームを、他のチームが追い越すことは可能だと思いますか?

 それはぼくからは、とても答えにくい質問です。

―― では聞き方を変えさせてください。彼らの技術はまだほかのチームよりもずっと抜き出ていると感じますか?

シ そう思います。彼らの技術、表現ともに、やはり他よりも抜き出ていますね。

―― それはあなたが与えてきたものですね。

 ええ。長年かかって育ててきたものです。

―― 彼らのどちらかが、将来あなたのところに戻りたいと願ったら、受け入れますか?

 (大笑いして)なかなか難しい質問をはっきりしてくれますね。

―― すみません。でもアイスダンスファンも知りたいことだと思いますので。

 この一件に関して選手は被害者だと思っていますから、ぼくは選手に対して悪い感情はいっさい持ってません。

~(以下略)~

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

この後、ヤンキーポルカの難しさ等技術的なことに関する話が続くが、気になる方、買ってよんでくだされい。

「話せることだけで…」と言いつつ、突っ込んでるよなあ…

ジャーナリストってこうでなきゃ務まらんのかしら…

シュピルバンド氏は言いにくいことを避けながらも、誠実に答えてくれているように思う。

長年育ててきた選手と最近彼を頼ってきた選手との板挟みも感じなくもない。

弁護士から「口外するな」と言われてるとはいえ、

「マスコミを利用してライバルの悪口を広めようとするコーチも少なくない中で」

この人がそういう行動をとらない…というのは人間として評価できるところ。
(特にロシア人コーチは……いや…なんでもない…)

男女シングルは勿論、

ソチ五輪シーズンのアイスダンスの要チェックである。

最後にリラックマが「三連打」されている動画を。

シブタニ兄妹が豊の部屋に呼ばれたものである。

演技してるトコより何故そのシーンに力入ってるのだ…?N●Kよ…

ホント、好感度高そうな兄妹だ…

2011 NHK Trophy シブタニ兄妹

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;

MEMO

2013年5月22日 (水)付記事 Jimi Hendrix-“Bold as love”

この記事の最後の方で紹介した、Jimi Hendrix  “Purple Haze”

excuse me while i kiss the sky
(「空にキスする間に、ちょっと失礼」と訳して良いのだろうか?)

このフレーズが何故か好きである。

ちょっと人を食ってるとこもあり

ちょっと粋でもあり

でも歌詞通して見ると

「やはりおク●リやってる状況なの…?」

と思えなくもない。

で、“Purple Haze”じゃないけど、こんなものを載せてホントに締めようと思う。

慰安婦問題とか出てきて

ハシモトサンの発言はちょっと置いといて

やっぱり戦争はやだね…と当たり前のことを思ってしまった訳で…

Jimi Hendrix - The Star-Spangled Banner (星条旗)
動画説明
ウッドストック・フェスティバルの大トリとして四日目の明け方に登場したジミヘンの弾くアメリカ国家「星条旗」です。60年代後半のアメリカ社会へのメッセージであったと言われています。
とのこと。

スケートブログ様の中には「嫌韓」ブログを兼ねておられる方もいて、共感できるものが多い。

が、最近、真央ちゃんに関するところ以外において

その国に対する思い入れがまるでないことに気づいた。

韓流もの見てた時期もあり、以前より韓国身近に感じたりもしてたんだぜ。

そうなのにねえ…身も蓋もない言い方だけどね。

どちらかというと洋楽・映画等通してアメリカ文化(まイギリス等の欧州もだけど)に思い入れ・憧れがあった。

長年そうだったのでそっちの気持ちが強い訳で。

で、今その反動なのか?アメリカ(国家)に対する反感が個人的に強い時期に突入している。

フィギュアにおいてのキャナダ通して…今は北米全体…ともいえるか…

人って極端から極端に走るものなのかもしれないな。

と言いつつ、

今度、めずらしくおヨナさん関係ない韓国ネタやろうと計画中。
(全く無関係ではないかもしれないけど、フィギュア関係なし)

「嫌韓」の方のブログ読んでみて、最近の朝●新聞見てちょっと思うところあったので。

今日はこれまで。

お休みなさい。

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コメント

タレミミさん
韓国外交について面白い記事を見つけたのでリンクはります。もう読んでたらすみません。
ttp://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20130521/248317/?bv_ru&rt=nocnt (h入れて下さいね)

お隣はいい顔を保つために我国を国内外で使っているのが良くわかります。
国内が結構荒れているのでしょう。もう一つの大きな国もそうですが、国内で貧富の差が激しく貧しい人達が激しい不満を政府に持っているので反らす為にいつも日本たたきでガス抜きしますね。

来季のオリンピックで、およなは勝つ為にナショナリズムをも利用するでしょう。
6分間練習事件、滞在ホテルエレベーター隠し撮り事件等、日本の選手が嫌がらせを受けることは絶対に避けて欲しいです。大人達は言うべきことは言い、選手を守るべきです。ファンの私もどうにかして守ってあげたいと願っています。

田村明子さん、おヨナさんにも切り込んでほしいんですが…。
この方の著書、「パーフェクトプログラム」で妨害発言についてヨナ擁護してしまったから、今更無理ですかね…。 (
ちなみに「氷上の光と影」文庫版でもおヨナさんを褒めちぎってます。)
文章がうまい方だけに残念ですねー。他の選手にはけっこう厳しいことも書かれてるので、ちょっと違和感を感じてしまいます。
おヨナさん、ジャーナリスト的にすごいネタいっぱい持ってるのに。

>柴犬様

面白い記事、ありがとうございます。
登録して、読みました。
政治家って人が悪くないと出来ない商売ですね(笑)
まあ、国益の為なら日本を悪者にもするし、二枚舌も使うでしょう。
アメリカさんには完全に二枚舌読まれてるようですけどね。
ただイチイチ日本にとって「目障り」な動きをすることが多々あるため、
微笑ましくは見ることは出来ない。おヨナさんもそうですね!(^。^;)
>6分間練習事件、滞在ホテルエレベーター隠し撮り事件等、日本の選手が嫌がらせを受けることは絶対に避けて欲しいです
そして、その記事の中で、実際に日本選手にこーゆーことしそうなのが「あの国」だというのがね…
(と「あの陣営」という感じ。)
真央ちゃん以外の選手も台乗りする実力ありますから、彼女以外の日本選手も注意が必要ですね。
ただ、なんといっても気をつけなきゃいけないのは誰かはよくわかります。
その辺、橋本聖子会長がしっかり働いてくれればよいのですが…(旦那様、警視庁でしたよね?)

>doroshi-様
ホント、田村明子サンはおヨナさんには絶対切り込みませんね…(-_-;)
妨害発言庇うのは結構無理あるんですがねえ…
ホント、ジャーナリストとしてはネタの宝庫だと思うんですが、ソレをやってしまうと某スケ連様に
「今後、一切取材させないよん」(  ̄っ ̄)ムゥ
…ってことになるんじゃないですか?
あと、「氷上の光と影」といえば…おヨナさんを褒める言葉の中に
「体もやわらかく」
って描写があり、私は
「嘘コケーーーー!!!」凸(`Д´メ)
と読みながらツッコミましたよ。
つくづく…大変な仕事ですねえ(棒

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